品種情報
各社おすすめ品種 バラ他 -- (10/4/1号紙面掲載)
京成バラ園芸
薄く渋めのピンク色が特徴の剣弁高芯咲き。
分枝性に優れ採花数が多く、回転率も高い直立性の品種。
花弁数35-40枚、花持ち最良、採花数460-480本/3.3平方メートル、花枝長60-70cm。
要望により先行販売中で、人気が上昇している。
京成バラ園芸
切花用の整形咲き純白色のバラ。
剣弁高芯咲きのパーフェクトな花で弁質も厚く、シミの発生は低い。
ステムもやや太めの枝が発生。
秀品率が高く安定した生産性。
花弁数40-45枚、花持ち最良、採花数400-450本、花枝長70-80cm。
三好アグリテック
「ライトピンクテッシノ」の枝変わりで、今人気の剣弁星型の品種。
栽培上の性質は「テッシノ」系と同様。
高温時、ハウスの被覆素材によっては、色が淡くなり過ぎることがある。
ミヨシ
今までにない斬新な花型が目を引く、カラーバリエーション豊かな1本切り向け品種。
4-5月定植にて7-8月出荷を基本作型とし、長日期でもロゼット防止のための電照栽培が不可欠。
また圃場の多湿に注意し、着蕾後は特に換気を心がける。
花色はディープブルー、ブルー、ディープローズ、ローズ、ピンク、ピンクフラッシュ、イエロー、ホワイトの8色。
精興園
2007年から販売を開始し、徐々に生産量が増えている夏秋系輪菊。
自然開花が9月のため、それ以前の開花はシェード栽培が必要。
芽無し性が強く、夏場の摘蕾作業労力が極端に低い。
芽無し品種としては奇形花率も低い。
サビ予防は十分に行う必要がある。
福花園種苗
ピンクフラッシュのまろやかな色彩でブライダル向き。
小輪八重咲きで、枝は中間部より上部で分枝し、軸も太く採花が容易。
開花は中生で茎折れやロゼットの発生は少ない。
花弁は強く、外に反らない花型をしている。
福花園種苗
ローズ色の小輪品種で、切花の秀品率が高い。
枝は中位から分枝して直上性のため作業効率が良い。
開花は中生で、「ピッコローサスノー」と同程度の開花。
開花そろいが良い。
横浜植木
早生系の純白大輪品種。
花径が大きく、花弁枚数も多いボリュームのある花型で、業務需要に適している。
真夏の高温期でも花弁数が減少しないので、特に季咲きの作型に適する。
秋作では、やや草丈が確保しにくい傾向がある。
TSメリクロン
明るいピンクの美花。
立性で採花が楽であり、花の咲き上がりが早く抽台本数も多い。
回転効率も非常に高く豊産性に富んだ優良品種。
灰色カビ病にも強い。
スターチスの市場流通がブルー系の色目が多い中で、多用途な使い勝手を秘めた市場性抜群の「暖地向きピンク」のイチ押し品種。
TSメリクロン
ランの女王カトレアの高貴さを醸し、上品な鮮明ピンクの色彩が特徴でスターチスの女王とも言える。
ブラシが大きくきれいに整い、ステムは堅く太い。
草丈100cmとよく伸び秀品率も極めて高い。
立性で採花時の作業性も良く、栽培しやすく市場人気も上々であり、「高冷地向きピンク」の有望品種。
カネコ種苗
早生の紫色の極豊産性品種で草丈は高く、茎の硬さは中程度。
茎にヒダは少なく、枝が鋭角に伸び、収穫作業が容易。
ブラシの大きさは中程度でアレンジなどの装飾に向く。
暖地の8-9月定植が適する。
カネコ種苗
極早生系の大輪種で同時開花性に優れ、ボリュームのある切花となる。
枝は鋭角に伸び作業性も良く、低温期でもアントシアンの着色がほとんどなく、茎や花に赤みが出ない。
暖地での9月定植、高寒冷地での3-5月定植がお勧め。
スカイブルーセト
世界初の切花用3倍体系リンドウ。
草丈120-159cmの剛直な茎9-11段に外面が紫白と鮮青紫、内面が淡青紫と鮮青紫の大きな花を着ける。
昆虫が授粉しても結実しにくい。
9月下旬-10月中旬咲き。5月に72セル苗を定植すれば、翌年から4-5年間切花可能。
スカイブルーセト
世界初の切花用3倍体系リンドウ。
草丈115-125cmの剛直な茎6-7段に外面が黄白と浅黄緑、内面が純白の大きな花を外反転して着ける。
昆虫が授粉しても結実しにくい。
9月上旬-下旬咲き。5月に2.5号ポット苗を定植すれば、翌年から4-5年間切花可能。
ムラカミシード
「ピンクフラッシュ」は早生系の豊産種。
白地に淡いピンクのぼかしが入る今までにない新花色。
定植適期は9月中旬-下旬。
ピンチ栽培の場合は、分枝性が旺盛なため本葉2対になった頃に1対を残してピンチする。
「イエロー」は鮮明な濃い黄色で花は大きく花穂が詰まりボリュームがとれる。
花持ちが良く、花を長く咲かせても下の花が色あせしにくい。
定植適期は8月下旬-9月上旬。
ピンチの適期は、本葉3対になったら2対を残してピンチする。
ともにプラグ&種子販売。
ムラカミシード
「ホワイト」は純白で、花は大きく花穂は詰まる。
早植えすると短小開花するため、9月下旬-10月上旬の定植をお勧めする。
「ローズピンク」は鮮明なローズ色で、花は大きく花穂詰まりボリュームが出る。
短小開花を避けるために、9月上旬-下旬定植が適期。
花色は環境によって若干変わることがある。