品種情報
トルコギキョウ進化する魅力 <3> -- (09/6/5号紙面掲載)
トルコギキョウ パルパフィー、パルスイート
カネコ種苗
カネコ種苗
淡ピンクかすりの「パルパフィー」とピンクかすりの「パルスイート」は草丈、ボリュームとも確保しやすい、中晩生から晩生の中大輪の八重品種。
夏場の高温期を経過する作型でも花弁数の減少は少なく、花弁の巻きが良い。
中間地並びに高寒冷地では7-11月の季咲きから抑制栽培が、暖地では「パルスイート」の8月上中旬定植による11月出荷がお勧め。
両品種とも生育旺盛で、生育初期に葉先枯れが生じやすいため肥料や灌水はやや控えめとし、ハウス内の換気に心掛けることが大切。
トルコギキョウ セシルブルーM、涼風
カネコ種苗
カネコ種苗
中小輪剣弁咲きの「セシルシリーズ」には中生、紫色の「セシルブルーM」が加わり、中晩生の「同ML」と組み合せて連続出荷が可能。
夏場にはぴったりの紫かすり色の「涼風」も加わり、シリーズが充実。
トルコギキョウ メルシーイエロー
福花園種苗
福花園種苗
花弁が淡い黄色で、中晩生の八重咲き中輪種。
草丈は約90cmで、ステムは硬くしっかりした性質。
枝は中位より上部で出るため、切花の作業性が良い。
また孫蕾が少ないので、栽培が容易。
夏から晩秋にかけて、高品質でボリュームのある花が得られる。
トルコギキョウ グリーンゲイブルス
福花園種苗
福花園種苗
淡緑色の花色で、花弁に波があり弁先が尖る花形に特徴がある。
中生で、花径は中大輪の八重咲き種。
草丈は約100cmとよく伸び、枝は中位より分枝し採花しやすい。
暖地の季咲きは5月下旬。着輪数が多く無駄な蕾が少ない。花首がやや長くなるので、後半は締めて栽培する。
高冷地では5月中旬定植で、8月下旬-9月上旬の出荷になる。