花き園芸ニュース

10月1日号

全国都市緑化ならフェア -- 「やまと花ごよみ」贈る

平城遷都1300年を記念してさまざまなイベントが繰り広げられている奈良県で「第27回全国都市緑化ならフェア（愛称・やまと花ごよみ2010）」が9月18日に開幕。テーマを「未来へつなぐ『花のもてなし』 - やまと青垣からの贈りもの - 」として、広陵町・河合町の馬見丘陵公園をメイン会場に11月14日まで県内各地で展開する。

メイン会場の馬見丘陵公園では、約700品種（約60万株）の花と緑が集合し、特色ある5つのゾーン（「賑わい広場のゾーン」「花の都ゾーン」「集いの丘ゾーン」「未来の華ゾーン」「はじまりは奈良ゾーン」）で展開している。

見所の一つ、「花の都ゾーン」に広がる「ダリア園」には球根約200品種（約5000株）が植えられ、小輪から大輪まで期間中順次咲き上がってくる。同ゾーン「馬見花苑」は、日本の伝統模様・青海波をモチーフにした大花壇。コリウスやベゴニアなどの花苗6万5000株で、虹のようなカラフルな波模様をダイナミックに描き出している。

なおテーマ会場として、平城宮跡会場・藤原宮跡会場・国営飛鳥歴史公園会場の3カ所で特別花壇の設置や花関連のイベントを開催。サテライト会場として県内30カ所で花飾りを行っている。メイン会場（馬見丘陵公園会場）の入場は無料。開場は9時30分-16時30分（11月は16時まで）。近鉄「五位堂駅」「池部駅」から臨時バスが出ている。

丘の斜面に花々がカラフルな波模様を描く「馬見花苑」 ダリア園に咲く巨大輪ダリアの一つ、花径30-40cmにもなる「エモリーポール」。ほかにも草丈4-5mにもなる「皇帝ダリア」なども 政令指定都市による花壇「フラワーパレット」が広がる コンテストで国交大臣賞を受賞した古川庭樹園・F2スタジオの庭園